J's laboratory 2

ハロプロをフットボールに脳内変換してひたすら分析するブログです。

℃-uteと嗣永桃子の後継者候補を探してみよう

気が付けばあっという間に2月も半ばになってハロプロキッズ時代の終わりも刻一刻と近付いてきました。というわけでそろそろ℃-ute嗣永桃子、6人の後継者候補をそれぞれ考えてみようと思って書いてみました。ちなみに後継者候補に挙げるのは20歳以下のメンバーに限定しました。


矢島舞美(1992年2月7日生まれ) 対応ポジション:トップ下、セカンドトップサイドハーフ

特筆すべき三大長所

  • 圧倒的なスプリント能力
  • 仕掛け/崩しにおける創造性
  • 心身両面におけるタフネス

【後継者候補トップ3】

  1. 譜久村聖(モーニング娘。'17/1996年10月30日生まれ)
  2. 浜浦彩乃(こぶしファクトリー/2000年4月26日生まれ)
  3. 船木結(カントリー・ガールズ/2002年5月10日生まれ)

ハロプロ史上でも屈指のスプリント能力と創造性に満ちたアタックで魅せたクオリティー面の高さだけでなく、自己犠牲を厭わないチームスピリットといった精神面でも"違い"を作っていた矢島。その後継者として真っ先に名前が挙がるのはモーニング娘。のリーダーにしてハロプロのサブリーダー就任も決まった譜久村だろう。個人での局面打開力では矢島に及ばないものの、周囲との即興的なコンビネーションプレーや得点に直結する動き出しの質では上回る。総合力の高いアタッカーでチーム全体のバランスを保証する点も貴重だ。譜久村に続くのはこぶしファクトリーの浜浦で2列目中央(トップ下)を得意とする点や恵まれた体躯など矢島との共通点も多い。船木はドリブラーとしての素質がより強いが仕掛け/崩しからフィニッシュまで幅広い貢献が期待出来るだけでなく年齢的にもまだまだ伸びしろを多く残す注目株だ。


中島早貴(1994年2月5日生まれ) 対応ポジション:CB、セントラルMFサイドバック

特筆すべき三大長所

  • カバーリングを始めとしたポジショニングの正確さ
  • ビルドアップでの高い貢献度
  • パフォーマンスの安定感

【後継者候補トップ3】

  1. 山木梨沙(カントリー・ガールズ/1997年10月14日生まれ)
  2. 山岸理子(つばきファクトリー/1998年11月24日生まれ)
  3. 加賀楓(モーニング娘。'17/1999年11月30日生まれ)

派手さはないものの堅実なパフォーマンスとインテリジェンスに富んだプレーでチームの屋台骨を支え続けた中島の系譜に連なるメンバーでは6月の嗣永卒業後にカントリー・ガールズの舵取り役としての責任が一層増していきそうな山木が筆頭候補として挙げられる。危機察知能力とスペースを埋める感覚に長け中盤でフィルターとしての役割を高次元でこなすだけでなく、正確なパスワークで攻撃の基点としても機能する。つばきファクトリーのリーダーである山岸はキャリア前期の中島を彷彿とさせるキャラクターの持ち主で、精神面での成長次第では中島のように確変する未来も見込める。念願のトップ昇格を果たした加賀はストッパータイプのCBで、研修生時代に見せていたリーダーシップをモーニング娘。でも発揮出来れば新時代のハロプロを牽引する存在にも成り得るポテンシャルを秘める。


鈴木愛理(1994年4月12日生まれ) 対応ポジション:セカンドトップ、CF

特筆すべき三大長所

  • 傑出した得点感覚
  • 変幻自在のポジショニング
  • 一瞬でトップギアに入る加速性能

【後継者候補トップ3】

  1. 宮本佳林(Juice=Juice/1998年12月1日生まれ)
  2. 牧野真莉愛(モーニング娘。'17/2001年2月2日生まれ)
  3. 佐々木莉佳子(アンジュルム/2001年5月28日生まれ)

℃-uteのみならずこの5、6年はハロプロエースとしての重責を担い、その称号に恥じない圧巻のパフォーマンスで先頭を走り続けてみせた鈴木。偉大なその先達に続くのは18歳というアイドルとしての充実度を増していく年齢に差し掛かり一層凄みを増している宮本を置いて他にないだろう。シュートの決定力やドリブルでの単独突破などアタッカーとしての総合力では現時点でも鈴木に匹敵しており、今後は大舞台での経験や勝負強さを身に付けていけば数年に渡りハロプロの象徴としての座を手中に収めるはずだ。宮本に次ぐのは昨年のセンター起用が示すように飛躍的な成長曲線を描いている最中の牧野だ。今やハロプロ全体で見ても屈指のスピードスターであり、ミスを恐れないプレーの積極性には大きな価値がある。佐々木は牧野と比較するとよりCF色が強く、天性のゴールセンスを備える9番タイプだ。


岡井千聖(1994年6月21日生まれ) 対応ポジション:サイドバックセントラルMFサイドハーフ

特筆すべき三大長所

  • 絶えずアップダウンを繰り返す運動量
  • ドリブルによる局面打開
  • 中盤にも対応する戦術的柔軟性

【後継者候補トップ3】

  1. 室田瑞希(アンジュルム/1998年6月12日生まれ)
  2. 藤井梨央(こぶしファクトリー/1999年3月4日生まれ)
  3. 小片リサ(つばきファクトリー/1998年11月5日生まれ)

ハードワークを絶やさない無尽蔵のスタミナとパスやドリブルによる局面打開に加え、中盤センターにも難なく対応する戦術的柔軟性の高さで不動の地位を築いた岡井。ハロプロ史上最高とも評価出来るサイドバックを追うのは攻撃的なスタイルと独力での突破力に共通点を見出せる室田が可能性を感じさせる候補者だ。アンジュルムでの現在の役割はやや固定気味だが、メンバー変動の絶えないチームだけに今後の展開次第では中盤へのコンバートも考えられる。備えているキャラクターを考慮すると最も岡井に近いと言える藤井は攻撃面での関与の幅を増やしていくことが課題で、こぶしファクトリーにとってもその存在感が増すことの意味は大きい。小片は前述の2人よりもバランサー型でタイミングを心得た攻撃参加や足元の技術も高く、メジャーデビューを控えるつばきファクトリーの命運を握る1人だ。


萩原舞(1996年2月7日生まれ) 対応ポジション:トップ下、セカンドトップ

特筆すべき三大長所

  • ポゼッションプレーへの関与と質
  • 敵2ライン間でのポジショニングセンス
  • 得点能力の高さ

【後継者候補トップ3】

  1. 上國料萌衣(アンジュルム/1999年10月24日生まれ)
  2. 梁川奈々美(カントリー・ガールズ/2002年1月6日生まれ)
  3. 森戸知沙希(カントリー・ガールズ/2000年2月19日生まれ)

ポジションを巧みに移動しながらパスワークに絡んでポゼッションを円滑にし、機を見てゴールを狙うシャドーストライカーとしての役割もこなしていた萩原。加入当初はCFで起用されていたものの笠原桃奈加入後はサイドにポジションを移し万能性の高さでも評価を上げているのが上國料だ。パフォーマンスの安定感や単独で仕掛けるプレーの頻度が増せばより脅威を与えられるアタッカーへと進化するだろう。最前線に位置しながら頻繁に中盤に下りて抜群のキープ力とパスセンスを武器にカントリー・ガールズの"偽9番"として独自の存在感を誇示している梁川は嗣永の卒業をどう乗り越えるかがステップアップへの焦点になりそうだ。そのカントリー・ガールズで最大の得点源として機能する森戸は得点感覚やスピードを始め着実にクオリティーを高めているメンバーで合わせて注目していきたい。


嗣永桃子(1992年3月6日生まれ) 対応ポジション:セントラルMF、トップ下、サイドハーフセカンドトップ

特筆すべき三大長所

  • 破格のクリエイティビティ-
  • 正確無比のボールスキル
  • プレーの継続性

【後継者候補トップ3】

  1. 小関舞(カントリー・ガールズ/2002年2月10日生まれ)
  2. 工藤遥(モーニング娘。'17/1999年10月27日生まれ)
  3. 竹内朱莉(アンジュルム/1997年11月23日生まれ)

類稀なるプレービジョンとそれを実行可能にする超絶技巧の数々でハロプロの歴史に燦然と輝く足跡を残した嗣永。その寵愛を受けて後継者への道を歩んでいるのが小関だ。セントラルMFサイドハーフ、シャドー(セカンドトップ)と複数のポジションに対応し、どこで起用されても質を落とさないプレーの引き出しの多さは傑出している。ブレずに己を磨いていけば"嗣永二世"との評価を確立させられるはずだ。工藤はトップ下を本職とするよりオフェンスに特長のあるメンバーだがチームの潤滑油としての貢献度は相当に高く、チームのレベルを一段アップさせる波及効果も期待出来る。候補者の中では継続性という点で群を抜く竹内は完成度の高いセントラルMFだがどちらかと言えばテクニシャン型よりもアスリート型のセントラルMFであり、嗣永のようなインテリジェンスを披露する場面は多くない。


というわけで3人ずつ、計18人の候補者を挙げてみました。カントリー・ガールズは全員どこかしらに入りましたね。