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J's laboratory 2

ハロプロをフットボールに脳内変換してひたすら分析するブログです。

つばきファクトリーのFirst Impression

いよいよメジャーデビューを果たしたというタイミングでもあるので今回はつばきファクトリーについて分析していきたいと思います。まだ判断材料が少ないので予測も含まれますがやってみましょう。


基本システムと配置

2015年4月に小片リサ山岸理子新沼希空、谷本安美、岸本ゆめの浅倉樹々の6人で結成されたつばきファクトリー。2016年8月に小野瑞歩、小野田紗栞、秋山眞緒の3人が新メンバーとして加入し9人体制となったことに伴い谷本が左サイドハーフ、小片が左サイドバックにそれぞれポジションを1列下げる形になったもののシステムはオーソドックスな4-4-2を継続している。なお、9人のためCBを1枚削った図のような配置が基本になっている。

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4-4-2というシステムを採用しているのは現在のハロプロでは唯一、というか過去を遡ってみても記憶にない珍しい布陣である。トップ下を置く4-3-1-2が近年のハロプロで流行しているということは何度かこのブログでも言及してきたけど、つばきファクトリーにはトップ下タイプが存在しない。その代わりに優秀なサイド適性のメンバーが揃っているというのは時代に逆行しているようで興味深いチームになっている。ただ、構造を見ていくと他ユニットのエッセンスを随所に感じられる部分もある。つまりはシステムや配置は重要ではないという元も子もない結論になるのだけど。


ビルドアップスタイル

つばきファクトリーのメンバーにはトップ下の他に明確な司令塔タイプのメンバーも見当たらない。そもそもチームとしてもボールを保持する、ポゼッションするという意識はそこまで高くないというか重要視していないように映る。そのため個人に依存するよりも素早くサイドに展開してからのサイドアタックを基調としながら2トップの得点力を活かすなど前線のプレー機会を増やすことを優先しているように感じる。こういったコンセプトそのものは今のハロプロだとアンジュルムに少し近いものがある。

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基本的なビルドアップの形は3-2、前線は4トップのように変化する。攻撃の基点となるのは右セントラルMFの山岸と左サイドバックの小片というリーダー、サブリーダーコンビ。積極的な攻撃参加が特長である右サイドバックの秋山が空けたスペースに山岸が下りる、山岸が空けたスペースには右サイドハーフの岸本が入ってくる。このサイドバックセントラルMFサイドハーフによるポジションチェンジはモーニング娘。小田さくら石田亜佑美譜久村聖のトリオも頻繫に行っていた。モーニング娘。も新メンバーが加入して個々の役割や配置の変化があるかもしれないので過去形にしておく。ただあくまでも動かし方が同じだけであってつばきファクトリーの3人とモーニング娘。の3人は全くタイプは違うけども。高めの位置に張り出す秋山とは対称的に左サイドバックの小片はそこまで攻撃的なポジショニングは取らない。基本配置における中央の3枚(小野、山岸、新沼)はビルドアップ能力がそれほど高くないこと、前方の谷本が守備面にやや難があることを考慮すると低めの位置で組み立てに関わりながら同時に守備のリスク管理も出来るというこの役割がベターと言える。ちなみに片方のサイドバックを上げてもう一方のサイドバックは低めの位置やセントラルMFのエリアに入るスタイルもモーニング娘。アンジュルムこぶしファクトリーでも見られるトレンドである。ビルドアップのメインは小野も含めた3枚のCBで回しながら両脇のCB(山岸、小片)から外(秋山、谷本)か内(岸本、新沼)の二択で敵サイドハーフに迫る。また、前線へのロングボールも選択肢に含まれる。狙いは主に小野田か谷本であることが多い。


メンバー個々の雑感
山岸理子(1998年11月24日生まれ) 対応ポジション:セントラルMF、CB
フィジカル能力に秀でチームの安定に貢献しながら、独特なリズムを刻むパスで基点にもなるリーダー。攻撃的とも守備的とも分類しにくいタイプなので4-4-2のセントラルMFは合ってるかもしれない。この先の展開次第ではCBへの配置転換もあり得そう。

小片リサ(1998年11月5日生まれ) 対応ポジション:サイドバックサイドハーフセントラルMF、CB
こぶしファクトリー広瀬彩海井上玲音と同じくこんな掘り出し物がいたのかという印象。サイドでも中央でもプレー可能で、技術もある。個人としてのタイプ的には全然似てないけどチーム内で担っている役割の重さは℃-uteにおける岡井千聖に近い。

新沼希空(1999年10月20日生まれ) 対応ポジション:セントラルMFサイドハーフ
山岸と同様にカテゴライズは非常に悩むセントラルMF。基礎はしっかりしてるので現段階でチームでの立ち位置が明確には見えないのもポテンシャルとしてポジティブに考えれば問題ないと思う。こぶしファクトリー和田桜子にも同じことが言えるけど。

・谷本安美(1999年11月16日生まれ) 対応ポジション:セカンドトップサイドハーフ、CF、ウイング
6人時代は浅倉と2トップを形成していたが小野田の加入でサイドハーフに。スピードと局面打開力に優れているのでサイド向きかも。右で作って左で仕留める形が増えそうなのでFW仕事もこなせるのは貴重。モーニング娘。での牧野真莉愛の仕事みたいな。

岸本ゆめの(2000年4月1日生まれ) 対応ポジション:サイドハーフセントラルMFサイドバック
年始の注目メンバーにも挙げたように個人的にはキーパーソン。小片と同じくポジションを問わない戦術的柔軟性を備えている。ポジショニングやパスでチームの機能性を上げるだけでなく、個人で仕掛けることも出来る万能型で期待値は相当に高い。

浅倉樹々(2000年9月3日生まれ) 対応ポジション:CF
典型的なボックスストライカー、いわゆる9番タイプである。6人体制だと依存度が高まりそうだと心配していたけど小野田の加入でそれも解消されそうで安心した。個々としても着実にレベルアップしているのでエースとして頑張ってもらいたい。

・小野瑞歩(2000年9月29日生まれ) 対応ポジション:CB、セントラルMF
山岸と新沼のセントラルMFコンビの後方でプレーするCBと現段階では見ているけど、山岸とどちらがCB向きなのかは正直まだ判断が完全には付いていない。ビルドアップや守備面でどちらか存在感を示すのかによって変わってきそうなポイント。

・小野田紗栞(2001年12月17日生まれ) 対応ポジション:セカンドトップ、CF、サイドハーフ
チームにとって彼女の加入はとても大きかったと思う。個人のクオリティーの高さはもちろんだけど浅倉と谷本の良さを消さずに共存して、幅広い仕事も出来るFW。トップ下がいないチームだけにそのエリアに出てこないかなと期待している。

・秋山眞緒(2002年7月29日生まれ) 対応ポジション:サイドバックサイドハーフ
身体能力が高く、果敢なオーバーラップが持ち味の新星。ちょっと元アンジュルム田村芽実を彷彿とさせるサイド型で、早くも重要なポジションをチーム内で得ていることからも才能の豊かさが窺い知れる。年齢からしてもスター候補生と言える。


ひとりごと
とりあえず現時点ではこのぐらいの印象です。チームとしての設計や今後のポテンシャルでは個人的にはこぶしファクトリーよりも上です。個々のレベル(特に主力)はこぶしの方が高そうだけども。この9人のままで行ければなかなか楽しい将来になりそうです。