J's laboratory 2

ハロプロをフットボールに脳内変換してひたすら分析するブログです。

ハロプロ新体制決定を受けての雑感

6/26に前回の記事で書いた6人の移籍先が発表になったので、今回はその結果について書いていこうと思います。ちなみに予想は1人も当たりませんでした。あれは予想というか希望だったんだ、という言い訳を一応しておきます。


モーニング娘。'17に森戸知沙希が加入】
正直欲しいタイプではなかったけれど、秋ツアーで工藤遥が卒業するということを踏まえればマーケティングの観点で見ると妥当な選択だったのかなと。独力で局面を打開するよりも周囲との連携によって輝くストライカーなので、どれだけ早くチーム環境に適応出来るかが焦点になりそう。カントリー・ガールズでの実績、クオリティー、工藤と同学年で若手というわけでもないことを考えれば即戦力としての期待が掛けられることは間違いないはず。モーニング娘。'17が現在採用している3-4-2-1システムだと彼女の個性が最も発揮出来るのは最前線のCFか、その下のシャドウの位置だろう。戦力バランスを考慮するとCFには横山玲奈と羽賀朱音がいるために1つのポジションを3人で争う図式は非効率に映る。そのため現時点では工藤が位置する左シャドウに工藤の後継者として入る可能性が高いと見る。左ウイングバックには野中美希、左セントラルMFには飯窪春菜と森戸のサポートに適したメンバーがいることもこの予想を後押しする。羽賀は典型的なCFだが横山は2列目でもプレー出来るポテンシャルを持っているので、森戸と横山のチーム内での役割分担の行方には注視していきたい。また森戸が加入したことで間接的にポジションが制限されそうなのが牧野真莉愛だ。工藤卒業後はシャドウにポジションを上げるだろうと予想していたが前線トリオの一角はリーダーの譜久村聖で確定、あと2枠を羽賀と横山と森戸の3人で争う形になりそうで現在担当している右ウイングバックでの起用が継続される見通しが高くなった。もちろん工藤卒業に伴ったシステム変更の可能性も十分にあるが、これからの半年で牧野が森戸を完全に上回っていると周囲に納得させるレベルの成長や結果を残すのは容易ではないだろう。森戸の加入が鞘師里保卒業以降叫ばれているエース不在を解決するピースになるかと問われれば微妙なところではある。牧野、横山、森戸の3人はいずれもCFが務まるアタッカーではあるものの鞘師のように基準点となるタイプではなく2トップまたは3トップが適しているからだ。前述のように現状唯一の9番型である羽賀の覚醒が待たれるというのが本音だ。

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アンジュルムに川村文乃、船木結が加入】
twitterでも言ったんだけど銀河系軍団かよと。和田彩花佐々木莉佳子上國料萌衣笠原桃奈という強烈なカルテットを擁しているのにここに更なるアタッカーを2人加えるというのは個人的にはちょっとやり過ぎというかバランスが悪すぎるなと。モーニング娘。'17にも言えるけど補強ポイントはもっと他にあったんじゃ?と首を傾げたくなる。ただ2人の加入がもたらすメリットはもちろんあるし、特に船木という個人的には6人の候補者で最も才能とクオリティーが高いと感じている人材を獲ったのは大きい。2人が入ったことで現在休養中の相川茉穂も含めれば11人体制になったアンジュルム。おそらくシステムは現行の4-2-3-1を継続することになるだろう。CBには相川と左サイドバックからコンバートされる中西香菜サイドバックは右が室田瑞希で左には新メンバーの川村、セントラルMFには勝田里奈竹内朱莉の2期コンビ、2列目は右に上國料で左に新メンバーの船木が入り中央は和田。最前線のCFで佐々木と笠原が併用されることになるはずだ。同サイドで縦関係を築くことになりそうな船木と川村だが、しばらくは本来はより攻撃的な位置での起用がベターである川村がサイドバックに入り前方の船木の突破力をサポートする形になりそうだ。中西のコンバートは能力的に問題なく務まるはずだが、仮に相川の復帰が叶わない場合には他にCBに対応出来るメンバーが見当たらないので苦しい。なので相川の復帰待望論は個人的に2人の加入によってより高まった。船木の加入によって佐々木が9番として使われる場面が増えそうなのも朗報だ。

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【Juice=Juiceに段原瑠々梁川奈々美が加入】
5人体制が崩れることによるネガティブな感情を抜きにすればこの人選は悪くないものだったと捉えている。前回のプレビュー記事でも書いたように年齢の上がってきた宮崎由加金澤朋子の後継者という見方も両者には当てはまる。段原は強靭なフィジカル能力を持つCBタイプで、おそらくJuice=Juiceでは金澤と高木紗友希の背後にアンカーとして起用されるだろう。金澤と高木に加えて段原が加わった中盤の強度はハロプロ史上でも屈指の水準に達すると見ている。一方の梁川はエースである宮本佳林との関係性が何よりも重要となりそうだ。最も可能性が高い起用法はカントリー・ガールズと同じく3トップの中央で"偽9番"として配置し、トップ下の宮本と縦のポジションチェンジを多用する形か(サイドは宮崎と植村あかり)。梁川の持つ高いポールキープ能力と即興的なコンビネーションという武器はこれまでのJuice=Juiceに無かったものであり、この新たな要素によってチームの表情は大きく変わるかもしれない。他には宮本をサイドで起用し梁川をトップ下に配する布陣もあり得る(宮崎はCF)。新メンバーが加入しても、今後更なる増員があったとしてもJuice=Juiceは宮本の能力をどれだけ引き出すことが出来るかによって左右される面が大きい。Juice=Juiceのみならずハロプロの新エースとして期待が掛かる逸材の爆発へのきっかけにこの改革が火を付けられるか。

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というわけでさらっと考えてみました。希望が全く通らなかったこともあって管理人的には35点ぐらいの人事でした。それにしても新ユニットねぇ。。。