J's laboratory 2

ハロプロをフットボールに脳内変換してひたすら分析するブログです。

モーニング娘。'16の風景(Dマガ86からの雑感)

歌番組にはたくさん出るけどワンフォー時代のように全員揃ってのバラエティーみたいなのは久しく見てないなという現状ではDマガが結構重要な資料になったりするもので。やり直しの13期オーデが進行中なこともあって暫定的ではあるけれどチェックしてみようと。


【変わるものと変わらないもの】
道重さゆみが卒業してから、平たく言えばワンファイブ以降のモーニング娘。はCBとセントラルMFの4人で行うボックス型のビルドアップを用いる頻度が高くなっていた。技術とアイデアを持った飯窪春菜石田亜佑美で形成するセントラルMFコンビを軸とした安定感のあるポゼッションが強みでもあり代名詞でもあるのが現状だ。しかし鈴木香音の卒業による全体のバランスの変化もあってかビルドアップスタイルにも違いが見えるようになった。

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こうして見てみるとちょっと懐かしさを感じる配置に。ワンフォーではCB(鈴木と佐藤優樹)の間にアンカーの道重が下りて3バックになり、道重の位置にはインサイドハーフ(主に飯窪)が下りてサポートする3-1でのビルドアップがメインだった。最新型のワンシックスも同じく3-1だが割く人員に差がある。ワンフォー型は2CB+アンカー+1インサイドハーフだったがワンシックス型ではインサイドハーフの代わりに右サイドバック(小田さくら)が入る形になっている。なお、小田が上がる場合には尾形か工藤が下りてくる。基本的には横幅は右サイドアタッカー牧野真莉愛と左サイドバック野中美希が担う。野中が上がってくるので左サイドアタッカー工藤遥は中央で譜久村聖尾形春水と近い位置でプレーすることが多い。飯窪×石田と譜久村×工藤の両コンビは相性が良いのでなるべく近くに置きたい。

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飯窪と石田が中心なのは変わらずだが鈴木の卒業で飯窪がCBに下がったことを考慮すると守備面での能力が高い小田を中央寄りでプレーさせ、石田にアンカーとして舵取りを任せる4-1-4-1がベターかもしれない。小田はボールを自由に持たせるとちょっと不安だけど繋ぎのパスやカバーリングは上手いので。ある意味では佐藤の方が安心できるというかリズムを壊さないという事実はなんだか興味深い。あとは左サイドバックの野中がウイングばりのポジショニングを取る所はワンフォーでの生田を思い起こさせて笑う。その生田のポジションというか置き所が正直に言って無いので13期にどういったメンバーが入ってくるのかは運命の分かれ道か。ちょっと彼女は真面目過ぎるというか下手に変わろうとし過ぎというか。道重が抜けて野中と牧野が入った時点で立場は厳しくなるだろうと予想はしていたけれど。個人的には報われてほしいと強く願っているメンバーなので上手く行けばなと思ってます。とりあえず小田と野中の両サイドバックがキーになるという少し前の記事で書いた予想はやっぱり現実になりそう。

【おまけ】
ちなみにワンフォー時代の配置はこれです。やっぱいいね。

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