J's laboratory 2

ハロプロをフットボールに脳内変換してひたすら分析するブログです。

今年のハロプロ・ベストテンを決めてみよう。

さて今年も終わりということで年末恒例のこの企画をやります。先代のブログから数えると今回で6回目になります。趣旨は管理人が今年のハロプロを見ていて印象的だったメンバーを独断と偏見で10人選ぼう!というものです。一応ポジションごとのバランスも考慮してます。それではさっそくベストテンの発表です。


金澤朋子(Juice=Juice/2年ぶり2回目)
一時は引退の危機も叫ばれた病を乗り越え、これまでと変わらずJuice=Juiceの屋台骨としてチームに君臨し続けた彼女の姿は多くの感動を呼んだに違いない。抜群の安定感とバランス感覚を兼ね備える彼女の存在は宮崎由加×植村あかり×宮本佳林の前線トリオが輝くために不可欠な要素だ。そのクオリティーは嗣永桃子中島早貴といったキッズ世代のオーガナイザーが抜ける来年7月からの新時代においてとりわけ重要性を増していくことだろう。

佐藤優樹(モーニング娘。'16/2年連続3回目)
年間を通して見ればコンディションもメンタル面においても常に充実していたわけではない。だが、それらが満たされているときの彼女の個人能力は突出していた。特に今年の上半期あたりまではMVP級のパフォーマンスを見せていたと言ってもいいだろう。CBとしての個のクオリティーについてはもはや文句の付けようのないレベルに達しており、あとは体制が変動していくモーニング娘。という組織の中でどう機能し続けていくかが焦点となる。

小田さくら(モーニング娘。'16/3年ぶり2回目)
デビュー当時から傑出していた継続性やフィジカル的な強度という点でさらなる向上を示しただけでなく、ビルドアップやオーバーラップ時のポジショニングといった攻撃面で飛躍的な進化を遂げて周囲に"代役不在"を強く印象付けた一年となった。℃-ute解散に伴う岡井千聖の卒業後にハロプロNo.1サイドバックの座を受け継ぐことはほぼ確実であり、その先では前任者が持つハロプロ史上最高のサイドバックの称号を得るために邁進することになるだろう。

竹内朱莉(アンジュルム/初)
昨年の福田花音に続いて5月には田村芽実も卒業したアンジュルムがその痛手を最小限に留められたのは上國料萌衣と笠原桃奈の新メンバー加入以上に彼女の成長に依るところが大きいだろう。縦への推進力とプレービジョンを存分に発揮してアンジュルムのモーターとしての働きを見事に果たした。複数のポジションと戦術にそつなく対応するこの万能戦士の価値は"激動"という言葉がよく似合うアンジュルムというチームにおいては殊更に大きく感じる。

嗣永桃子(カントリー・ガールズ/6年連続6回目)
その圧倒的なボールスキルと破格のクリエイティビティーは20年が経とうとしているハロプロの歴史をすべて紐解いてみても間違いなく最高位にランクされることだろう。近年はコンディションを崩すことが増え継続性においてはやや陰りが見え始めたことは確かだが、技術とセンスを駆使した局面打開力やここ一番での信頼性は健在だった。℃-uteと同じく来年6月をもって幕を閉じることになったその偉大なキャリアに心から拍手を送りたい。

工藤遥(モーニング娘。'16/2年連続2回目)
佐藤と同様にコンディション面での懸念は常に付きまとうものの、チーム内での居場所を得る大きなきっかけとなった昨年からの良い流れを切ることなく向上を続けたことは評価に値するだろう。モーニング娘。でのホームポジションは4-2-3-1のトップ下だがそこに留まることなく幅広いエリアを動き回りながらチームの流動性を促すことの出来るそのキャラクターはハロプロ全体で見ても貴重であり、嗣永の後継者としても有力な候補の一人だ。

譜久村聖(モーニング娘。'16/初)
リーダーとして迎える2年目のシーズンとなった今年はその重責とも上手く向き合い始めたように感じられ、精神的支柱としても主力のアタッカーとしても充実した一年を過ごした。相次いだ同期の卒業や℃-ute・嗣永といった先輩達との別れも決まるなど平穏とは無縁の日々を過ごしながらもチームの羅針盤として先頭に立って牽引し続けた姿には頼もしさを感じさせた。来年7月からの新時代においても象徴の一人として堂々たる存在感を放つだろう。

牧野真莉愛(モーニング娘。'16/初)
爆発的なスプリント能力と勇猛果敢に仕掛けることの出来る度胸などポテンシャルの高さを感じさせる要素は加入当初から持っていた。それらがチームのニーズと合致した結果、見事なまでのブレイクを果たした一年となった。鞘師里保の卒業以降エース不在が課題として挙げられていたモーニング娘。にあってその存在を誇示した今年の活躍は彼女の今後においても大きな自信になるだろう。13期加入でその勢いが止まる可能性はまず考えられない。

矢島舞美(℃-ute/2年連続3回目)
ハロプロ史上でも屈指のスピードと創造性を武器に攻撃の絶対軸としての働きを見せるそのクオリティー以上に評価されるべきはチームスピリットや自己犠牲の精神、規律面においての存在価値だろう。今年℃-uteはこれで何度目かというチーム崩壊の危機に瀕したものの、彼女が持つその揺るぎない意志とメンタルタフネスによってなんとか救われた印象だ。来年6月での℃-ute解散は決まったが、この闘将が気を緩めることは最後までないだろう。

鈴木愛理(℃-ute/6年連続6回目)
℃-uteのみならずここ数年はハロプロエースとしての責任も負う彼女は、今年も変わらずその名に恥じることのない圧巻のパフォーマンスを披露し続けてみせた。抜群のクイックネスと得点感覚、掴みどころのない効果的なポジショニング、心身ともに強靭そのもので自己管理を怠らないプロフェッショナリズムなどこの天才の長所を挙げればそれこそキリがない。宮本を筆頭に後継者候補はいるものの、彼女の幻影が残す壁は高く厚いものになるだろう。


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今年はこの10人になりました。次点は例の件がなければ岡井、あとは宮本、上國料ぐらいかなと。


■ベストテン・ランクイン回数
1位:嗣永桃子 6回(11-16)
1位:鈴木愛理 6回(11-16)
3位:道重さゆみ 4回(11-14)
4位:矢島舞美 3回(13,15,16)
4位:鞘師里保 3回(12-14)
4位:石田亜佑美 3回(12,13,15)
4位:佐藤優樹 3回(13,15,16)