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J's laboratory 2

ハロプロをフットボールに脳内変換してひたすら分析するブログです。

2017年注目のハロプロメンバー・5

2017年最初の更新では昨年もやったこのテーマをやります。ちなみに昨年選んだのは牧野、竹内、宮本、藤井、森戸の5人でまずまずの的中率だったんじゃないかという自己満足を持ってます。注目と言っても個人というよりはチームの中でのキーパーソン的な意味合いの強いチョイスをしてます。


加賀楓(モーニング娘。'17)
研修生での4年間に及ぶ下積み期間を経てようやく念願だったトップチームへの昇格を果たした苦労人。簡単には当たり負けしない強靭なフィジカル能力、正確な足元の技術によって実現するビルドアップ局面での高い貢献、研修生時代から定評のあったリーダーシップなどCBに求められる重要な資質を兼ね備える完成度は既に新人の域を超えていると評価出来る。CBでコンビを形成するはずだった佐藤優樹がコンディション不良でしばらくは離脱する見込みになった為にさっそくフル回転の働きが求められそうなこの状況をどう活かすのか。いくつもの挫折を乗り越えてきた彼女のお手並み拝見といったところだろうか。

佐々木莉佳子(アンジュルム)
昨年5月に田村芽実が卒業したことで満を持して本来のポジションである9番(CF)としての出番が増えるかと思われた矢先に新メンバーとして笠原桃奈が加入。その笠原を頂点に置く4-2-3-1の左サイドアタッカーとして再び勝負することになった。若さからかパフォーマンスにはややムラがあるもののボールを持ってもオフ・ザ・ボールでもダイナミズムに富んだプレーで強引に局面を変えることの出来るキャラクターはアンジュルムというチームが求めるストライカー像に合致していると言えるだろう。彼女と笠原、そして和田彩花上國料萌衣で構成されるこの魅惑のカルテットでどのような輝きを放つのか注視したい。

山木梨沙(カントリー・ガールズ)
CBもしくはセントラルMFを本職とするがパスセンスと状況判断の良さを兼ね備えており攻撃の基点としての存在価値も極めて高い。スピードやフィジカルといった個人能力にも順調に進歩を感じさせ、同タイプだが年長の飯窪春菜金澤朋子にも引けを取らないクオリティーを見せている。プレイング・マネージャーの嗣永桃子が6月に卒業すればおそらくリーダーに就任することになるはずで責任は増すだろう。それに伴う新メンバー加入も予想される為に現時点では役割やポジションの変化は不透明だが、彼女の持つインテリジェンスが7月からのカントリー・ガールズでは更に大きな礎となっていくことは間違いないだろう。

井上玲音(こぶしファクトリー)
グループ最年少でありながら浜浦彩乃との2枚看板というステータスを早くも磐石としている事実一つを見てもいかに彼女が優秀なストライカーであるかが窺い知れるだろう。純粋なCFタイプとしてはハロプロ全体で考えても十分に頂点を狙えるレベルにあり、年齢から鑑みてもこぶしファクトリーのみならずハロプロにとってこれから長きに渡って重要な戦力になっていくはずだ。直近の課題としては個人のクオリティーよりも周囲とのコンビネーションプレーの頻度向上やパスを引き出す予備動作、ポジショニングといった戦術的な部分により求められるだろう。チームの引き出しを増やすことにも繋がるその成長に期待したい。

岸本ゆめの(つばきファクトリー)
新メンバー3人が加って9人体制となりいよいよ2月にメジャーデビューを迎えるつばきファクトリーにあって総合力ではグループ内でトップを争うであろう実力者。オーソドックスな4-4-2が基本システムになりそうなこのチームでの彼女のポジションは右サイドアタッカー浅倉樹々と小野田紗栞の2トップへのチャンスメイク、攻撃に持ち味が特化した左サイドアタッカーの谷本安美とのバランス、縦関係を築く秋山眞緒との相互理解、組み立てやポゼッションにおいてやや心許ない山岸理子×新沼希空×小野瑞歩の3セントラルMFをサポートする働きなどその仕事は多岐に渡りそうで小片リサと共にチームの揺るぎない基盤となれるか。


今年はこの5人を選んでみました。なかなかに渋いメンツだけど年末が楽しみです。

今年のハロプロ・ベストテンを決めてみよう。

さて今年も終わりということで年末恒例のこの企画をやります。先代のブログから数えると今回で6回目になります。趣旨は管理人が今年のハロプロを見ていて印象的だったメンバーを独断と偏見で10人選ぼう!というものです。一応ポジションごとのバランスも考慮してます。それではさっそくベストテンの発表です。


金澤朋子(Juice=Juice/2年ぶり2回目)
一時は引退の危機も叫ばれた病を乗り越え、これまでと変わらずJuice=Juiceの屋台骨としてチームに君臨し続けた彼女の姿は多くの感動を呼んだに違いない。抜群の安定感とバランス感覚を兼ね備える彼女の存在は宮崎由加×植村あかり×宮本佳林の前線トリオが輝くために不可欠な要素だ。そのクオリティーは嗣永桃子中島早貴といったキッズ世代のオーガナイザーが抜ける来年7月からの新時代においてとりわけ重要性を増していくことだろう。

佐藤優樹(モーニング娘。'16/2年連続3回目)
年間を通して見ればコンディションもメンタル面においても常に充実していたわけではない。だが、それらが満たされているときの彼女の個人能力は突出していた。特に今年の上半期あたりまではMVP級のパフォーマンスを見せていたと言ってもいいだろう。CBとしての個のクオリティーについてはもはや文句の付けようのないレベルに達しており、あとは体制が変動していくモーニング娘。という組織の中でどう機能し続けていくかが焦点となる。

小田さくら(モーニング娘。'16/3年ぶり2回目)
デビュー当時から傑出していた継続性やフィジカル的な強度という点でさらなる向上を示しただけでなく、ビルドアップやオーバーラップ時のポジショニングといった攻撃面で飛躍的な進化を遂げて周囲に"代役不在"を強く印象付けた一年となった。℃-ute解散に伴う岡井千聖の卒業後にハロプロNo.1サイドバックの座を受け継ぐことはほぼ確実であり、その先では前任者が持つハロプロ史上最高のサイドバックの称号を得るために邁進することになるだろう。

竹内朱莉(アンジュルム/初)
昨年の福田花音に続いて5月には田村芽実も卒業したアンジュルムがその痛手を最小限に留められたのは上國料萌衣と笠原桃奈の新メンバー加入以上に彼女の成長に依るところが大きいだろう。縦への推進力とプレービジョンを存分に発揮してアンジュルムのモーターとしての働きを見事に果たした。複数のポジションと戦術にそつなく対応するこの万能戦士の価値は"激動"という言葉がよく似合うアンジュルムというチームにおいては殊更に大きく感じる。

嗣永桃子(カントリー・ガールズ/6年連続6回目)
その圧倒的なボールスキルと破格のクリエイティビティーは20年が経とうとしているハロプロの歴史をすべて紐解いてみても間違いなく最高位にランクされることだろう。近年はコンディションを崩すことが増え継続性においてはやや陰りが見え始めたことは確かだが、技術とセンスを駆使した局面打開力やここ一番での信頼性は健在だった。℃-uteと同じく来年6月をもって幕を閉じることになったその偉大なキャリアに心から拍手を送りたい。

工藤遥(モーニング娘。'16/2年連続2回目)
佐藤と同様にコンディション面での懸念は常に付きまとうものの、チーム内での居場所を得る大きなきっかけとなった昨年からの良い流れを切ることなく向上を続けたことは評価に値するだろう。モーニング娘。でのホームポジションは4-2-3-1のトップ下だがそこに留まることなく幅広いエリアを動き回りながらチームの流動性を促すことの出来るそのキャラクターはハロプロ全体で見ても貴重であり、嗣永の後継者としても有力な候補の一人だ。

譜久村聖(モーニング娘。'16/初)
リーダーとして迎える2年目のシーズンとなった今年はその重責とも上手く向き合い始めたように感じられ、精神的支柱としても主力のアタッカーとしても充実した一年を過ごした。相次いだ同期の卒業や℃-ute・嗣永といった先輩達との別れも決まるなど平穏とは無縁の日々を過ごしながらもチームの羅針盤として先頭に立って牽引し続けた姿には頼もしさを感じさせた。来年7月からの新時代においても象徴の一人として堂々たる存在感を放つだろう。

牧野真莉愛(モーニング娘。'16/初)
爆発的なスプリント能力と勇猛果敢に仕掛けることの出来る度胸などポテンシャルの高さを感じさせる要素は加入当初から持っていた。それらがチームのニーズと合致した結果、見事なまでのブレイクを果たした一年となった。鞘師里保の卒業以降エース不在が課題として挙げられていたモーニング娘。にあってその存在を誇示した今年の活躍は彼女の今後においても大きな自信になるだろう。13期加入でその勢いが止まる可能性はまず考えられない。

矢島舞美(℃-ute/2年連続3回目)
ハロプロ史上でも屈指のスピードと創造性を武器に攻撃の絶対軸としての働きを見せるそのクオリティー以上に評価されるべきはチームスピリットや自己犠牲の精神、規律面においての存在価値だろう。今年℃-uteはこれで何度目かというチーム崩壊の危機に瀕したものの、彼女が持つその揺るぎない意志とメンタルタフネスによってなんとか救われた印象だ。来年6月での℃-ute解散は決まったが、この闘将が気を緩めることは最後までないだろう。

鈴木愛理(℃-ute/6年連続6回目)
℃-uteのみならずここ数年はハロプロエースとしての責任も負う彼女は、今年も変わらずその名に恥じることのない圧巻のパフォーマンスを披露し続けてみせた。抜群のクイックネスと得点感覚、掴みどころのない効果的なポジショニング、心身ともに強靭そのもので自己管理を怠らないプロフェッショナリズムなどこの天才の長所を挙げればそれこそキリがない。宮本を筆頭に後継者候補はいるものの、彼女の幻影が残す壁は高く厚いものになるだろう。


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今年はこの10人になりました。次点は例の件がなければ岡井、あとは宮本、上國料ぐらいかなと。


■ベストテン・ランクイン回数
1位:嗣永桃子 6回(11-16)
1位:鈴木愛理 6回(11-16)
3位:道重さゆみ 4回(11-14)
4位:矢島舞美 3回(13,15,16)
4位:鞘師里保 3回(12-14)
4位:石田亜佑美 3回(12,13,15)
4位:佐藤優樹 3回(13,15,16)

13期の人選から占うモーニング娘。の未来予想図

さて、やっとこさ13期メンバーが発表になったよということでさっそく今回はその感想とこれからの個人的な展望なんかを書いてみます。


■13期の人選について
一言で表現するならば個人的にはパーフェクト、ほぼほぼ満点に近い結果です。ここからは4月に書いた記事の内容をベースに話していきます。
johnnyhp.hatenablog.com

まずは何はともあれ最大の補強ポイントとして挙げていたCBを獲れたということ、これに尽きると思う。5月の鈴木香音卒業によってCBを本職とするメンバーが佐藤優樹のみになって補強が急務だったこのポジションに研修生屈指の実力者にして類稀なるリーダーシップを備えた加賀楓を迎えることが出来たのは朗報以外の何物でもない。フィジカル勝負を苦にせずビルドアップでの貢献にも期待が持てるという彼女のクオリティーはまさしく求めていた資質であり、4年という研修生での豊富な下積み経験も相まってあらゆる局面において即戦力として計算が立つだろう。加賀の加入によって鈴木の穴を埋める形でCBに入っていた飯窪春菜セントラルMFに戻すこととなり、戦術的に揺るぎない主軸である石田亜佑美と成長著しい尾形春水も含めれば中盤の層にも厚みが出来るという波及効果も生まれている。CBとして最高レベルのスピードと対人能力の高さを身の上とするアグレッシブなプレースタイルの佐藤と、冷静沈着でポジショニングを常に意識しながらバランスを調整出来る加賀というユニットとしての補完性も極めて高い。

もう一人の新メンバー、横山玲奈についても4月の記事でCBに次ぐ獲得候補として挙げていた「FW仕事もこなせるサイドアタッカー(逆でも可)」にほぼ合致しているタイプである。ここまでの印象では当面はサイドに置くよりも中央、すなわち4-2-3-1の最前線で起用した方が活きるように映るのでここ最近CFとして使われることが増えていた牧野真莉愛は再び左サイドアタッカー/ウイングでの出番が増えていきそうだ。そうなるとCFのポジションは横山と羽賀朱音で分け合うことになるだろう。純粋なスピード能力と得点感覚では横山が上回っている印象なので、羽賀にとってこの新たなライバルの出現が大きなモチベーションになればと思っている。


モーニング娘。′17について
新メンバー2人を加えた13人をシステムに当てはめるとこのようになる。

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4-2-3-1を前提とするなら4月の記事でも書いたように譜久村聖、石田、佐藤、工藤遥小田さくらの5人は不動の主力だと予想する。最も置き所が難しいのは生田衣梨奈で今年の飛躍的な成長で前述の5人と遜色ない戦力となってきている牧野との争い(左サイドアタッカー/ウイング)ではこのポジションに要求される得点能力の点で分が悪いため、慣れ親しんだサイドバック野中美希との併用になる可能性が濃厚だ。ただ、それぞれの個性を考えると縦に並べるなら野中を軸として牧野か生田を選択した方がベターなのだが。牧野と生田は共に狭いエリアでのプレー(即興的なコンビネーションなど)を不得手としているので二人を並べると持ち味を消しあう可能性が高い。道重さゆみ卒業以降はロングボールを使った大きな展開が減ってきているので、加賀の加入によるビルドアップ隊の再編の行く末によっても大きく左右されるポジションになるかもしれない。それでは来年の春ツアー終わりぐらいまでの個人的な注目ポイントを挙げます。

①ビルドアップスタイルは変わるのか。加賀が存在感を示せるか、ポジションが隣り合う小田の振る舞い。

②左サイドでの生田、野中、牧野による椅子取りゲーム。

③横山と戦術的相性の良いメンバーは誰か探しましょう。システムも変わってくるかもね。

④羽賀、めっちゃ頑張れ。

とりあえずはこんなとこです。まとめると今回のオーデは過程うんぬんは置いといて個人的にはとても良い結果だった。若手(15歳以下)を獲る必要は全くなかったと思ってるし、鞘師と鈴木は抜けたけど99年生まれのメンバーが20歳あたりになる2年か3年後にはまたワンフォーのときみたいに勝負できるチームになっていきそうな気がしてます。今回はこんなとこで。

"センター・牧野真莉愛"を生んだ4大要因

チャート1位を獲得してお祝いムードのモーニング娘。界隈ですが今回の内容はタイトルの通りです。ちなみに過去の記事を見てもらえれば分かるように管理人はだいぶ前から牧野センターを予測というかそうなるだろうと思っていたので驚きはありません。最近ブログで「驚きはない」しか言ってない気がするのは気のせいだろうか。あと正直管理人は誰がセンターだとかエースみたいな類いの話題はあまり好きではありません。だけど旬なので書いてみようと。


鞘師里保の卒業
なんだかんだ言っても結局はこれが一番大きいと思う。典型的なCFタイプであり不動のエースだった鞘師が抜けたことで牧野を最前線に据える余地が生まれた、とも表現出来るだろう。鞘師がまだ在籍していたときの牧野のポジションは4-2-3-1の左サイドアタッカー。群を抜いたスプリント能力とドリブルでの局面打開という彼女の長所を加味すればスペースを享受しやすいサイドでの起用は論理的だ。だがもう一つの武器であるその得点力の高さを考慮すればゴールにより近い位置(CF)で使うのも納得というものである。

羽賀朱音とのポジション争いで優位に
現メンバー11人の適性を見ていくと単純に最もCF然としたクオリティーを備えているのは牧野よりも同期の羽賀だろう。能力的なバランスが取れていてストライカーとしての価値にさほど差もない。違いがあるとすれば現状でのコンディション、勢いといったところか。右肩上がりの牧野に比べると羽賀はやや停滞気味に映るし、鞘師に続いて鈴木香音も抜けてチームを取り巻くムードが落ちているなかで自らのアクションで全体の流動性を促す牧野のようなタイプは基準点型の羽賀よりもプライオリティーが上になるということだろう。

③CBの層が薄い→佐藤優樹のコンバートが困難
おそらく現体制において牧野と比肩するセンター候補が誰かと考えると佐藤ということになるだろう。個の能力だけを考えればむしろ牧野よりも優れていると言ってもいい。だが鈴木の卒業によって本職のCBが佐藤のみになったために彼女のポジションを動かせない問題が生まれてしまった。現在は飯窪春菜セントラルMFから一列落としてCBで起用することで急場を凌いでいる状態であり、右サイドバック小田さくらと共に守備の要になっている佐藤をCFに配置する戦力的な"余裕"がないのである。佐藤個人のメンタリティーを考えても最前線で周囲に合わせてもらうよりはチームの基盤としてどっしりとCBに構えて支えていた方が個人的にはメリットが大きい気がしている。

④戦力バランスによる逆算
メンバーをシステムに当てはめていくと前述のようにCBが足りない故に3バック(3CB)は組めないので必然的に4バックがメインとなる。飯窪と佐藤のCBコンビに右が小田までは固定、左サイドバック生田衣梨奈野中美希の選択になるが生田はより攻撃的なポジションでも対応出来ること、守備の安定感では野中が上回ることから野中をここに置きたい。中盤より前の配置はまず主力である譜久村聖石田亜佑美工藤遥の3人をベストポジションで起用することを念頭に置く。石田はセントラルMF、工藤はトップ下。譜久村はサイドアタッカーとしてもセカンドトップとしても優秀だが2トップとなると中盤4枚でトップ下を置くダイヤモンド型(3-1)は飯窪をDFラインで使っていることもあってセントラルMFが足りず採用出来ない。そのため中盤の枚数は5枚(サイドアタッカーをFW扱いすれば3だが)となる。2枚のセントラルMFで石田と組めるのは尾形春水のみとなり、2列目の3人は譜久村と工藤とあと一人になるが生田がサイドでしか起用出来ないことと②の要因を考えればもう一枠は生田で収まる。そして残る1トップは牧野ということになる。


もちろんこれは構造的な配置であって物理的には常にこの形ではないけれど今回の牧野センター起用は個人的には必然とも言える。間もなく13期が入ってくるけど管理人としては牧野と羽賀がこのポジションを争ってほしいと思っているし、だからこそ13期にはセンター(CF)タイプのアタッカーは要らないと思っている。二人のポジションは消さずにチーム力を高めることが出来て、なおかつ二人のモチベーションを刺激(特に羽賀の)しそうなタイプが理想なんだけどね。まあ、アタッカーよりもまずはCB入れてくれと。そこらへんは結果が出たらまた書きたいと思います。

嗣永桃子という"ハロプロのイニエスタ"について

2016年11月5日。カントリー・ガールズが結成2周年を迎えたこの日、プレイングマネージャー(PM)の嗣永桃子が来年6月30日をもってグループを卒業し同時に芸能界からも引退することを発表した。

2002年6月30日にオーディションに合格しハロプロへ加入して丸15年となる節目の日にBerryz工房カントリー・ガールズ、そしてBuono!のメンバーとして築いてきたその偉大なキャリアに幕が下ろされる。

℃-ute解散のときにも書いたが個人的に発表自体への驚きはほとんど無かった。来年3月で近年のハロプロ定年となっている25歳になること、PM就任時から2~3年を目処にしていると公言していたことがその理由だ。芸能界引退という決断も多忙なスケジュールの最中にあって大学に通い教員免許を取得していたことや、アイドルとしての自分に対するこだわりやプライドの高さを顧みれば当然の理にも感じる。

管理人がこのブログで書いているようなこと。すなわちアイドルをフットボールに重ねて見るようになったのは先代のモーニング娘。リーダーである道重さゆみと、そして嗣永の存在が非常に大きかった。彼女達は世間で言われるようないわゆるセンターを担うようなタイプではない。モーニング娘。には田中れいな鞘師里保が、Berryz工房にも菅谷梨沙子夏焼雅がいた。

だが彼女達はたとえ立ち位置は"中央"でなくとも、紛れもなくチームの"中心"だった。スターやエースと呼ばれるようなメンバーはアイドルならセンター、フットボールで言えばFWの点取り屋がほとんどかもしれない。しかしアイドルグループやフットボールチームを一つの組織として見たときに道重や嗣永のようなメンバー、フットボールならセントラルMFにカテゴライズされるポジションの重要性は時にセンターをも上回る影響力を誇る。

管理人は先代のブログなどで「道重はシャビのようで、嗣永はイニエスタのようだ」という旨の発言を何度かしたことがある。グアルディオラ率いるバルセロナで黄金期を謳歌したチームにあってエースのメッシと共にチームの絶対軸となっていたのが中盤で華麗にパスサッカーを演出していたシャビとイニエスタのコンビだ。

司令塔としてショートパスを多用しながらメトロノームのように全体のリズムを調節していたシャビと、スラロームのようなドリブルと急所を突くラストパスで決定機を創出していたイニエスタ。両者に共通していたのは群を抜くボールテクニックと的確な状況判断、インテリジェンスと呼ばれる部分である。チームが目指すスタイル、それによって求められるそれぞれの個性やプレー。そのパズルにピタリと嵌まったのが彼らだった。彼らの存在がそうさせたとも言えるが。

もちろん全てが共通しているわけではないが道重にはシャビのような個性や役割があったし、嗣永にはイニエスタのようなそれがあった。類い稀なるリーダーシップと正確無比のパスを武器にチームを動かした道重、圧巻の局面打開力と攻撃センスで中央でもサイドでも異彩を放った嗣永。二人が並び立ったとき、そこで生み出されるものに人々は熱狂したし個人的にもとても勉強になった。

彼女達の存在がアイドルに世間にどれだけの影響を与えたのかは分からないが、管理人にとってはカルチャーショックだった。こんなカルチャーは自分ぐらいにしかないかもしれないけど。

ハロプロの未来、ましてやアイドルの未来がどうなるかなんて分からないしそこまで見続けているとは思わないけれどハロプロは少なくともしばらくは二人の幻影を追うことになるのだろう。来年の6月にはキッズ世代は全員去って新たな時代に突入する。シャビとイニエスタだけでなく、鈴木愛理というメッシまで失うであろうハロプロはどこへ向かうのか。

15年というキャリアや個人としてのクオリティーから判断すれば管理人にとって嗣永桃子ハロプロ史上最高のメンバーと言えるかもしれない、かもね。